どうも!でら釣りのはくです。
衝撃的なニュースが入りました。
アメリカのジョージア州で雷魚の駆除が始まりました。
雷魚を見つけたら『直ぐに殺す。』というニュースです。
2019年10月10日にあがったアメリカのニューヨークタイムスのニュースです。
ニュースの内容を丸ごと翻訳すると問題がありそうなので、ざっくりとした内容にしています。
ざっくりとした内容
・このままじゃアメリカ全土が雷魚になる!?
・雷魚を駆除します。
かなりざっくりですが、こんな内容です。
雷魚駆除 記事タイトル
Snakehead Fish Found in Georgia‘Kill It Immediately’
元ページURL:https://nyti.ms/2nElfNQ
アメリカ ニューヨークタイムス
訳:アメリカのジョージア州で雷魚を見つけたら『直ぐに殺す。』
なんとも物騒なタイトルですね。
磯焼け対策や里山維持と同じで、ある程度の駆除が必要とはいえ心苦しいです。
雷魚駆除 記事の内容
・バージニア州ではフランケンフィッシュ
・ハーラムミア―自然公園で見つかった時は水槽のような魚
雷魚はこのように言われてきました。
2002年ゲイル・ノートン元アメリカ合衆国内務長官が雷魚の輸入と州間での輸送を禁止しました。
しかし、その後も雷魚はアメリカの15州も侵略しています。
雷魚は、外来種で生命力が強く繁殖力も異常です。
地上でも2日~3日生き延びて、地面を這って湖や川、池に自力で戻ります。
そこで作られたのが、雷魚のホラー映画です。
内容はともかく、雷魚の危険性を広めることになりました。
今回は、すでにアメリカのジョージア州が事態を重く受け止めて駆除を始めています。
漁師の人たちが最初に雷魚を発見しました。
ジョージア州は釣り人にも『雷魚を釣ったらすぐに殺してください。』
とアナウンスを出すほどの力の入れようです。
とある男性のインタビューでは
『今までジョージア州では見たことのない魚だった。』
『その魚を釣って地上に放っておいたら、勝手に動いて水へと帰っていった。』
YOUTUBE:Invasive northern snakehead fish that can breathe on land caught in Georgia
より引用。
という話がされています。
本文中では外来種全体に対するコメントもありました。
なぜ、外来種が入ることは悪いことでしょうか。
多くの場合、侵略的な外来種は元の生態系を破壊します。
人々を失望させる結果になります。
私たちは新しいものに抵抗を感じます。
確かに、雷魚だけでなく、昔ながらのものが変わっていくのに抵抗を感じる人もいます。
記事も動画も全体的に雷魚の危険性を広める内容です。
雷魚駆除 著者
著者は、ニューヨークタイムスのクリスティーンハウザー(女性)さん。
普段から自然の問題や警察の事件を扱っているライターの方です。
ジョージア州が駆除に力を入れる理由
ジョージア州といえば、バス釣りで有名な場所です。
雷魚の繁殖力や攻撃性はブラックバスよりも危険だということです。
BASSやFLW、MLFの大会でもよくジョージア州が大会の会場に選ばれています。
ここに影響が出るのは、大会のファンとしても回避してほしいです。
本文中でも、このことについて触れられています。
ジョージア州自然生物管理局のサイトでも釣りの写真はブラックバスです。
雷魚とは
・カムルチー Northern snakehead
・タイワンドジョウ Blotched snakehead
日本で雷魚と呼ばれている魚はこの3種類です。
この3種類のことをまとめて雷魚と呼ばれています。
きちんと見分けられる方もいます。
今回、問題になっているのはカムルチーという魚です。
元は、中国の魚でロシアや韓国でも食用とされている魚です。
雷魚の食べ方
・バンカン・カーロック 麺料理。
・プラチョーン・ペッサ タイのすっぱくて辛い姿煮。
生食は寄生虫がいて危ないのでやめましょう。
揚げれば、寄生虫が死んで安全に食べることが出来ます。
駆除する方法も食べちゃうのが一番早い気がします。
アメリカでは、セミが異常繁殖した時もバーベキューにして食べていました。
中国やタイ、ベトナムなどでは、良く食べている魚です。
雷魚を見つけたら『直ぐに殺す。』まとめ
・雷魚は食べれる。
どこでも外来種は問題になっています。
日本の錦鯉やニジマスのように上手く利用して共存できるのが理想ですが、なかなか難しいです。
今後の過程が気になります。
参考
・The New York Timesの記事
・ジョージア州天然資源局