どうも!でら釣りのはくです!
今回は簡単!ただ巻くだけでクロダイが釣れるMリグの基本の使い方と作り方を紹介します!
クロダイ釣りが釣れる流行っていますね!
Mリグに始まり、トップチヌ、ボトムチヌ、ボートクロダイなど
かなり盛り上がっています。
堤防や都市型河川でも釣れるお手軽さも良いですね。
身近なのも流行っている理由のひとつではないでしょうか。
今までクロダイは難しいイメージがありました。
・おじさんたちが真剣にやってる。
・クロダイは難しくて釣れない。
・釣り具が高い。
などなど。
そんな方にこそおススメの釣り方です!
ただ、投げて巻くだけで釣れちゃいます!
Mリグとは
松尾 道洋(まつお みちひろ)さんが考案したクロダイ用のリグです。
松尾道洋さんの名前からとってMリグ(道洋リグ)です。
広島県のアングラーです。
Mリグは2005年から流行りだしました。
現在、松尾道洋さんは、オンスタックルデザインのテスターをやっていらっしゃいます。
Mリグに必要な道具
・ラパラ CD5&7 オレンジ金(GFR 商品名はアカキン)、白オレンジ
・ダブルフック(なくてもOK)
・スプリットショットシンカー
・ペンチ(プライヤー)
Mリグの動画
これが一般的なMリグです。
ガン玉を使います。
こっちがナス型オモリを使ったMリグです。
オモリをすぐに交換できるようになっています。
Mリグのメリット
・煙幕を出せる。クロダイの大好物。
・エサ釣りよりも手早く探れる。
・ルアー2つだけで釣りが出来る。
・荷物が少ない。
・堤防や都市型河川でも釣れるからお手軽に楽しめる。
Mリグのデメリット
・根掛かりがたまにある。リーダーの工夫やオモリの調整で回避できます。
Mリグのルアー
これだけでOKです。
このルアーはバルサで出来ています。
とても浮力の高い木材です。
プラスチックに比べるとバルサは浮力が高いです。
バルサの浮力が根掛かりを回避してくれます。
そして、あの独特なラパラアクション。
フラフラよたよたと弱っている子魚を演出してくれます。
これでクロダイもイチコロです。
実は以前から、クロダイが釣れるルアーとして有名でした。
シーバス釣りをしているとよくクロダイが釣れるのです。
それをクロダイ専門のカスタムと使い方にしたのがMリグです。
『そのルアーはクロダイの口には大きくないか?』
と思うからもしれませんが、そんなことはありません。
クロダイは10㎝ほどの小魚や8㎝ほどのシャコなどを食べています。
クロダイは、シーバス用ルアーにも果敢にアタックしてくる積極的な魚です。
CD5とCD7はこちら↓
Mリグのルアーカラー
・CG(カラー名コンスタンギーゴ)(CD7のみ) ジャパンスペシャルカラー 通称シロオレ
2色のみです。
この2色が基準になります。
GFRやCGはラパラの正式なカラー名です。
注文するときなどに必要になります。
Mリグのルアーカラーの使い分け
最初はオレキン(GFR カラー名アカキン)です。
それで反応がなかったり、水がやたら濁っていたらCG(コンスタンギーゴ)通称シロオレの出番です。
ラパラのカウントダウンのカラーが勘違いし易いのでご注意ください。
GFR(カラー名アカキン)は、見た目オレンジ金で通称オレキンです。
もうひとつは、CG(コンスタンギーゴ)ジャパンスペシャルカラーのシロオレです。
基本的にクロダイはオレンジと金色、白が好きです。
GFRとCGはこちら↓
Mリグのフック
フックの種類
基本はダブルフックです。
シングルもありですが、使い分けが一番良いです。
使い分けとして
・掛けた魚をバラしたくないならシングルフック
当然、シングルの方が掛かりが悪くなります。
シングルの場合、、フックを2本にするなど、ある程度工夫すると掛かり易くなります。
ダブルフックとシングルフックのおススメはこちら
・オーナー JF-42 ジガーライトマダイ
シングルフックは真鯛のタイラバ用フックです。
同じルアー釣り用フックでMリグと凄く相性が良いフックです。
フックのサイズ
使うフックサイズはこちらです。
#6(大きい)
#8(小さい)
#6(小さい)
#7(中ぐらい)
#8(大きい)
大きさの数字が逆になっているのでご注意下さい。
フックサイズの選び方
魚のサイズに合わせて逆を選びます。
逆とは、どういうことか。
ここから超重要な話になります。
クロダイのサイズとフックの大きさの関係
クロダイ釣りの肝となる部分です。
クロダイという魚は、口の中が硬すぎて針が刺さりません。
針が伸びるか折れるかのどちらかです。
私はダブルフックをまっすぐに伸ばされたことがあります。
裁縫で使うマチ針のようになって帰ってきました。
それを友人と見て唖然とした後、ふたりで爆笑しました。
『じゃあ、どこに掛けるの?』
と言いますと
クロダイは唇に掛けます。
唇を縫うイメージです。
これをしないとクロダイは釣れません。
クロダイの唇にフックを掛ける方法
その唇に上手く掛けるにはどうするか。
それは、針が上顎に掛かるのを避けるようにします。
針が上顎に掛かると絶対に釣れません。
そこをいかに上顎を外して掛けるかで釣れる釣れないが決まります。
やり方は簡単です。
フックの大きさでそれを調整します。
簡単なサイズ目安を出します。
クロダイ30㎝ ダブルフック#6(大きい針)
分かり易く言い換えます。
口の小さいクロダイには大きいフックで上顎から外して唇に刺さります。
このように一般的な選び方と見事に逆になります。
これで綺麗に唇に掛かります。
クロダイが釣れない時のフック選び
・アタリはあるけど乗らない場合
・よくバラす場合
フックサイズを変えていきます。
その時も目安となるのは魚のサイズです。
・あたっている魚が小さそうなら針を大きくします。
でも、魚が見えない場合は予想するのも難しいですよね。
そんな時は、季節から予想します。
クロダイの時期とフックの大きさの関係
季節による予想が出来ます。
・それ以外なら小さい魚が多いのでフックを大きくします。
クロダイを釣るならフックサイズがとても大事です。
細かく考える必要はありません。
フックの大きさを2種類だけ持っていけばOKです!
ダブルフックなら#6,#8です。
クロダイ釣りにおいて、一番大事なのはフックの大きさですから。
一番に力を入れる部分です。
ルアーは一種類でもいいです!
フックサイズだけは2種類持って行ってほしいです。
そうすれば、クロダイは釣れます!
Mリグのオモリ
オモリの素材
・鉛またはスズ
一般的なオモリで十分です。
オモリの種類
・ナス型オモリ
オモリを細かく変えたい方はナス型オモリがおススメです。
すぐに付け替えが出来ます。
お手軽に済ませたいならガン玉がおススメです。
ガン玉の場合、オモリだけを交換することが出来ません。
重さを変える時にルアーも変えなければいけません。
一応、ガン玉を取れば出来ないこともないですが、あまりおススメしません。
フロントフックアイ(ルアーのガン玉を付ける場所)が弱くなり、何度もやっていると曲がったり、折れたりします。
オモリの重さ
基本的には、底を感じ取れるオモリの重さを使います。
ただ、重すぎると根掛かりばかりで釣りになりません。
底を感じ取れる中で、なるべく軽いものを使います。
そうすると、根掛かりが回避できるので快適に釣りが出来ます。
具体的には
これを使います。
値段が安くて、量がとても多く入っています。
重さとしては2g~6gになります。
日本の号数だと1号3.75gなので、0.5号~2号になります。
詳しくはこちらのオモリグラム換算一覧表をどうぞ↓

ウォーターグレムリン スプリットショットはこちら↓
Mリグにラパラは必要か
バルサ(最も軽い木材)ルアーの浮力と独特のアクションが必要です。
ラパラ以外のバルサルアーはとても高いです。
根掛かりで無くすと財布に大ダメージなので、この釣りには向いていません。
ラパラの代わりはあるのか
これで一応、同じ釣りは出来ます。
しかし、欠点が多すぎます。
ラパラよりも手に入りませんし、使い辛いです。
値段も高く、根掛かりも多いです。
結局、ラパラが一番良いです。
Mリグ専用ロッド
実は昔、専用ロッドがありました。
・Mリグロッド CDMR710NS 丹羽スペシャル
というロッドです。
Mリグが流行った時に売られていたロッドです。
現在は廃番になっています。
Mリグ専用ロッドのスペック
適合ルアー 5g-18g
適合ライン 0.2号-0.6号
アクション レギュラーファースト
これに似たロッドならたくさんあります。
それで構いません。
例えば、シーバスロッドの柔らかい目の物や
バスロッドの長くて少し張りのある物など
最近だと少し硬めのアジングロッドでも行けます。
まずは、あるもので十分です。
もし買うなら、やってからでも全然問題ありません。
私が使っているのは
初心者向けの万能ロッドです。
これでサビキ釣りもできます。
適合ルアー 4g-21g
適合ライン 3lb-12lb/PE0.5号-1.2号
アクション レギュラー
これでバンバン釣ってますので、問題ありません。
シマノ ルアーマチックS80Lはこちら↓
Mリグに使うリール
・C3000番
どちらでも構いません。
バス釣りやシーバス釣り、堤防のサビキ釣りで使っているリールで十分です。
Mリグに使うライン
リーダーはナイロンライン8lb~12lb
メインラインは100mあれば十分です。
とにかく、投げて巻く釣りです。
飛距離が出てキズに強いナイロンラインがおススメです。
PEラインを使うならリーダーは絶対ナイロンラインです。
キズに強く、水に浮くので根掛かりを回避しやすくなります。
フロロカーボンだと根掛かりが連発します。
底の方にある障害物の全てに引っかかります。
そして、フロロカーボンはキズに弱いのです。
この釣り方だとすぐ切れます。
ストレスの原因になるのでおススメしません。
ラインの選び方と簡単一覧表↓

もっと詳しいラインの種類ごとの特徴と一覧表↓

Mリグの作り方
基本は2つあります。
そして、変わったやり方がひとつあります。
合計3つです。
お好みで使い分け出来ます。
ガン玉バージョン
2.フロントアイの中心にシンカーを噛ませる。ペンチ(プライヤー)でしっかりと固定する。ダブルフックを後ろに上向きなるように付ける。3.完成!
これが一般的なMリグです。
ガン玉による細かい調整が出来、根掛かりもし難い、トリプルフックでも釣れる。
ナス型おもりバージョン
2.前のスプリットリングにナス型オモリを付ける。後ろにダブルフックを付ける。
3.完成!
これはオモリの交換が素早くできると同時に、一般的なMリグよりも根掛かりしません。
ただ、ガン玉よりもオモリの調整が難しいです。
Mリグで深い場所を釣る場合
ルアーから30㎝ほど上にガン玉を使います。
ルアーの近くにガン玉を使うとルアーの動きが悪くなって釣れません。
絶対に距離を離してください。
ですが、あまりにもルアーからガン玉を離し過ぎると今度は投げにくくなります。
30㎝ぐらいでOKです。
障害物回避に特化したMリグ
『逆付け』と言います。
2.前にオモリ、後ろには何もつけません。ラインを結ぶところにフックを付けます。いわゆる逆付けです。
3.完成!
一般的なMリグでは根掛かる場所でも、これなら、ある程度根掛かりは回避できます。
ただ、ほとんどアクションしません。
根掛かり回避に特化しているので、そこはしょうがないです。
Mリグの使い方とアクション
使い方
オモリの重さをしっかりと合わせることが大事です。
潮の早さ(流れの早さ)と水深で変えていきます。
まずは、軽い方から始めます。
潮が早い(流れが速い)とルアーが流されて底までいきません。
底を感じるまでオモリをひとつずつ重くしていきます。
底が分かるようになったら重さはそれで十分です。
潮の満ち引きでも水深が変わるので、違和感を感じたらすぐに交換していきます。
アクション
ただ巻くだけです。
夜は少し早めでもOKです。
リールのハンドルを1秒間に1回転の早さが基準になります。
かなり手前まで追ってくるので丁寧に釣ることが大事です。
Mリグで狙う場所
ほとんどの場所で使えます。
ただ、ヘドロが多いとルアーが突き刺さるのでご注意下さい。
Mリグで釣果を伸ばすコツ
・フックサイズが超大事。
・手前まで丁寧に釣る。
Mリグにおすすめな道具はこちら↓
超簡単で強いアメリカのプロに大人気のラインの結び方はこちら↓

アメリカのバスプロ定番の結び方はこちら↓

簡単で早くて強いリーダーの結び方はこちら↓
