どうも!でら釣りのはくです。
今回は潮周りについてご紹介させていただきます。
大潮や小潮など、海釣りをやっている人には馴染み深い言葉です。
しかし、何を基準にして決めているのでしょうか。
満潮と干潮の水位の差や日数で決まっているのでしょうか。
実は、しっかしとした基準があります。
これを知れば、スマホや釣り新聞がなくても大丈夫です。
釣り場について観察するだけで、大潮や小潮を判断できます。
それでは、ざっくりとご紹介させていただきます。
潮周りとは
これを潮周りと言います。
潮周り 何を基準に決めているのか
満月と新月が大潮、上弦の月と下弦の月が小潮になります。
以前の記事で、月が地球の海面を引っ張っていることをご紹介しました。
月と潮周りは、切っても切れない関係にあります。
余談ですが、この月の形を基準にしたのが旧暦です。
旧暦は、月を基準にして作られています。
なので、満月や新月が暦の基準となっています。
今は、新暦でグレゴリオ暦が使われています。
月の形とは
・満月
・上弦の月
・下弦の月
この4つの形を基準にすると分かり易いです。
それぞれに形の特徴と由来があります。
新月とは
新月は、1日~2日ほど月が見えません。
旧暦では、ここを1日とします。
別の言い方で、朔(さく)とも言います。
英語では、NEW MOON(新しい月)と言います。
満月とは
月が一番明るい状態です。
旧暦では、満月を一ヶ月の半分としていました。
ネイティブアメリカンは、全ての一年間の満月に名前を付けていました。
満月を基準として狩猟や農作などの行動を決めていました。
上弦の月とは
・新月から7日前後の月です。
上弦というのは、月を弓に例えた表現です。
月の明るい部分を弓の握る部分、暗い部分を弓の弦と見立てています。
月が沈む時、上側に弓の弦(弓の糸の部分)が来ることから、上弦の月と言われています。
下弦の月とは
・満月から7日前後の月です。
上弦と同様に下弦は、月が沈む時に下側に弦が来ることから、下弦の月と言われています。
上弦の月と下弦の月をまとめて半月と言います。
月の表面の半分だけが輝いて見えるので、半月となりました。
月の満ち欠け
約29日(29.530589日、29日12時間43分)でこれを繰り返していきます。
ちなみに、月が地球の周りを周るのは約27日(27.321662日、27日7時間43分)です。
これだけのズレがあるので、毎年同じ日に同じ潮は来ません。
必ずチェックが必要になります。
潮の種類とは
・中潮
・小潮
・長潮
・若潮
潮は、5種類あります。
それぞれに特徴と月の形との関係があります。
大潮とは
満月の場合は、月の引力によって海面が引っ張られて潮位の差が大きくなります。
新月の場合は、満月の引力で引っ張ったその遠心力で起こります。
新月の大潮は、満月の余波で大潮になっています。
中潮とは
・潮位の差が、大潮よりも小さく、小潮よりも大きいです。
・新月と満月から3日~6日の間です。
・上弦の月と下弦の月から4日~5日の間です。
分かり易く言うと、大潮から小潮、小潮から大潮に向かっていく潮になります。
潮周りで一番多い潮です。
小潮とは
上弦の月と下弦の月の前日は良いのですが、後日は気を付けて下さい。
長潮の可能性があります。
長潮とは
・釣れない潮とよく言われています。
長く緩やかに満潮と干潮を繰り返すので、長潮と言われています。
長潮は、一番潮が動かないので釣り辛いです。
釣りへ行って小潮や若潮だと思っていったら、実は長潮だったことが何度もあります。
お気を付けてください。
若潮とは
潮の動きが再び大きくなることを『潮が若返る』と言い、若潮と言われています。
若潮は大潮や中潮のように潮が動くので釣れます。
潮周り 順番
この順番で潮が周っていきます。
中潮が一番多いです。
潮の動き 一日何分ズレるのか。
夏場は、昼間がよく釣れるというのは、朝~昼に満潮が来やすいからです。
大潮はいつなのか?
・大潮は一ヶ月で2回あります。
大潮は、一ヶ月の最初が新月で始まった時は3回あります。
満月と新月だったら大潮なので、とても分かり易いです。
大潮カレンダー おすすめ
・気象庁の潮汐表
・TSURINEWSの釣り用天気予報
大潮カレンダーなら、この3つがおすすめです。
一年分出している大潮カレンダーは、ズレているのでおすすめできません。
気象庁の過去の潮位表と比べるとよく分かります。
大潮は釣りに一番良いって本当?
大潮は釣れますが、一部の場所では厳しくなります。
例えば、潮の流れが速すぎて釣りにならない場所、干潮の時に水が干上がってしまう場所もあります。
中潮と小潮、若潮が釣り易くておすすめの潮です。
潮周りとは まとめ
・長潮だけは要注意。
これで、スマホを忘れても潮汐表がなくても、大潮や小潮かどうかは分かります。
上げ潮か下げ潮を知るには、堤防の岸を15分観察するだけで水位の上下が分かります。
潮周りも分かり、上げ潮か下げ潮も分かりました。
上弦の月と下弦の月の時だけは、長潮の可能性があるのでお気をつけて下さい。
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