どうも!でら釣りのはくです。
今回は潮周りについてご紹介させていただきます。
大潮や小潮など、海釣りをやっている人には馴染み深い言葉です。
しかし、何を基準にして決めているのでしょうか。
満潮と干潮の水位の差や日数で決まっているのでしょうか。
実は、しっかしとした基準があります。
これを知れば、スマホや釣り新聞がなくても大丈夫です。
釣り場について観察するだけで、大潮や小潮を判断できます。
それでは、ざっくりとご紹介させていただきます。
潮周りとは
![潮周りと月](https://deraturiblog.com/wp-content/uploads/2020/02/tide-moon-600x338.jpg)
これを潮周りと言います。
潮周り 何を基準に決めているのか
![潮周りと月](https://deraturiblog.com/wp-content/uploads/2020/02/tide-moon-600x338.jpg)
満月と新月が大潮、上弦の月と下弦の月が小潮になります。
以前の記事で、月が地球の海面を引っ張っていることをご紹介しました。
月と潮周りは、切っても切れない関係にあります。
余談ですが、この月の形を基準にしたのが旧暦です。
旧暦は、月を基準にして作られています。
なので、満月や新月が暦の基準となっています。
今は、新暦でグレゴリオ暦が使われています。
月の形とは
![月](https://deraturiblog.com/wp-content/uploads/2020/02/moon-600x338.jpg)
・満月
・上弦の月
・下弦の月
この4つの形を基準にすると分かり易いです。
それぞれに形の特徴と由来があります。
新月とは
新月は、1日~2日ほど月が見えません。
旧暦では、ここを1日とします。
別の言い方で、朔(さく)とも言います。
英語では、NEW MOON(新しい月)と言います。
満月とは
月が一番明るい状態です。
旧暦では、満月を一ヶ月の半分としていました。
ネイティブアメリカンは、全ての一年間の満月に名前を付けていました。
満月を基準として狩猟や農作などの行動を決めていました。
上弦の月とは
・新月から7日前後の月です。
上弦というのは、月を弓に例えた表現です。
月の明るい部分を弓の握る部分、暗い部分を弓の弦と見立てています。
月が沈む時、上側に弓の弦(弓の糸の部分)が来ることから、上弦の月と言われています。
下弦の月とは
・満月から7日前後の月です。
上弦と同様に下弦は、月が沈む時に下側に弦が来ることから、下弦の月と言われています。
上弦の月と下弦の月をまとめて半月と言います。
月の表面の半分だけが輝いて見えるので、半月となりました。
月の満ち欠け
![月](https://deraturiblog.com/wp-content/uploads/2020/02/moon-600x338.jpg)
約29日(29.530589日、29日12時間43分)でこれを繰り返していきます。
ちなみに、月が地球の周りを周るのは約27日(27.321662日、27日7時間43分)です。
これだけのズレがあるので、毎年同じ日に同じ潮は来ません。
必ずチェックが必要になります。
潮の種類とは
・中潮
・小潮
・長潮
・若潮
潮は、5種類あります。
それぞれに特徴と月の形との関係があります。
大潮とは
満月の場合は、月の引力によって海面が引っ張られて潮位の差が大きくなります。
新月の場合は、満月の引力で引っ張ったその遠心力で起こります。
新月の大潮は、満月の余波で大潮になっています。
中潮とは
・潮位の差が、大潮よりも小さく、小潮よりも大きいです。
・新月と満月から3日~6日の間です。
・上弦の月と下弦の月から4日~5日の間です。
分かり易く言うと、大潮から小潮、小潮から大潮に向かっていく潮になります。
潮周りで一番多い潮です。
小潮とは
上弦の月と下弦の月の前日は良いのですが、後日は気を付けて下さい。
長潮の可能性があります。
長潮とは
・釣れない潮とよく言われています。
長く緩やかに満潮と干潮を繰り返すので、長潮と言われています。
長潮は、一番潮が動かないので釣り辛いです。
釣りへ行って小潮や若潮だと思っていったら、実は長潮だったことが何度もあります。
お気を付けてください。
若潮とは
潮の動きが再び大きくなることを『潮が若返る』と言い、若潮と言われています。
若潮は大潮や中潮のように潮が動くので釣れます。
潮周り 順番
この順番で潮が周っていきます。
中潮が一番多いです。
潮の動き 一日何分ズレるのか。
夏場は、昼間がよく釣れるというのは、朝~昼に満潮が来やすいからです。
大潮はいつなのか?
・大潮は一ヶ月で2回あります。
大潮は、一ヶ月の最初が新月で始まった時は3回あります。
満月と新月だったら大潮なので、とても分かり易いです。
大潮カレンダー おすすめ
・気象庁の潮汐表
・TSURINEWSの釣り用天気予報
大潮カレンダーなら、この3つがおすすめです。
一年分出している大潮カレンダーは、ズレているのでおすすめできません。
気象庁の過去の潮位表と比べるとよく分かります。
大潮は釣りに一番良いって本当?
大潮は釣れますが、一部の場所では厳しくなります。
例えば、潮の流れが速すぎて釣りにならない場所、干潮の時に水が干上がってしまう場所もあります。
中潮と小潮、若潮が釣り易くておすすめの潮です。
潮周りとは まとめ
・長潮だけは要注意。
これで、スマホを忘れても潮汐表がなくても、大潮や小潮かどうかは分かります。
上げ潮か下げ潮を知るには、堤防の岸を15分観察するだけで水位の上下が分かります。
潮周りも分かり、上げ潮か下げ潮も分かりました。
上弦の月と下弦の月の時だけは、長潮の可能性があるのでお気をつけて下さい。
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