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オリンピックで釣りが競技種目に選ばれたことがある。1900年の夏のパリオリンピックです。

オリンピック1900年の釣り競技 釣り日記

どうも!でら釣りのはくです。

遥か昔、オリンピックで釣りが競技種目になったことがありました。

 

今回はオリンピック競技としての釣りをご紹介致します。

 

オリンピックが開催される度に、釣りが競技にならないかなと思っていました。

気になって調べたところ、過去に釣りが競技種目に選ばれたオリンピックがありました。

 

それは、1900年の夏のパリオリンピックです。

近代オリンピックの第一回オリンピックとも言われています。

 

それでは、ざっくりとご紹介させていただきます。

パリオリンピック1900年とは

開催年:1900年
開催月:5月14日から10月28日 夏のオリンピック
開催国:パリ(フランス)
実施競技数:8競技43種目
参加国:19か国

1900年、夏のパリオリンピックは第1回目の近代オリンピックです。

古代オリンピックと同じように女子禁制の大会でした。

 

ヨットも予定されていましたが、悪天候のため中止になりました。

この時、ウエイトリフティングが行われていますが、体操の一種目として行われました。

 

100メートル走で優勝したアメリカのトーマス・バーグ選手が、世界で初めてクラウチング・スタートを使った事で注目を集めました。

まだまだ、色んな整備が進んでいない大会でした。

パリオリンピック1900年 問題

・オリンピック運営IOCとギリシャの主張。
・オリンピックと万国博覧会を同時に開催。
・競技の内容。
・IOCの矛盾。

まず、IOCとギリシャの問題がありました。

ギリシャは、オリンピックは自分たちの国技であると主張しました。

 

しかし、IOCは毎回違う国でオリンピックを開催する事を決定しました。

ここで、大きな軋轢が生まれて運営が混乱します。

 

次の問題は、この大会の規模です。

この大会は万国博覧会と同時に行われたため、期間が5か月もの長期間になりました。

 

あまりにも長い期間で大会の運営が、更に混乱を極めました。

最終的にメダルが与えられたのは、IOCが管理出来た陸上競技のみでした。

 

しかも、メダルが選手に届けられたのは大会の2年後です。

その後、このオリンピックは陸上競技のみがオリンピックと認められ、その他はオリンピックではないという判断が下されました。

 

そして、射撃競技では本物の鴨を的にして行われました。

残虐的だと非難され、この大会のみの競技となりました。

 

他にも、凧揚げ魚釣りなど今では想像も出来ない様な変な競技がありました。

ただ、IOCが陸上競技以外も公式な競技として認めているので、矛盾が存在しています。

 

その点がまた、運営が混乱を極めた原因でもあります。

凄く問題の多いオリンピックでした。

パリオリンピック1900年 実施された競技

・陸上競技
・水泳競技
・競泳
・水球
・サッカー
・テニス
・ボート
・体操
・セーリング
・自転車
・馬術
・フェンシング
・射撃
・アーチェリー
・バスクペロタ
・ゴルフ
・ポロ
・クリケット
・クロッケー
・ラグビー
・綱引
・凧揚げ
・魚釣り など

1900年のパリオリンピックは、8競技43種目が開催されています。

しかし、陸上競技以外は順位や表彰が曖昧です。

 

IOCが機能していないオリンピックなので仕方ありません。

パリオリンピック1900年 魚釣り競技

競技名:アングリング(Angling)。フィッシング(fishing)ではありません。
開催日時:8月。真夏の大会です。
競技人数:600人。そのうち40人はフランス以外の5か国から参加。
競技形式:100人ずつで6つの枠に分けられました。その後、それぞれの上位10人が最終日に進みます。
対象魚:川魚。具体的には不明。
表彰:ビックフィッシュ賞、上位1位~2位まで。
1日目:日曜日の午前 外国人。17匹
2日目:日曜日の午後 パリ以外の人。104匹
3日目:月曜日の午前 パリ以外の人。78匹
4日目:月曜日の午後 パリ以外の人。66匹
5日目:火曜日の午前 パリの人。264匹
6日目:火曜日の午後 パリの人。641匹
最終日:水曜日は57人で881匹。

釣りのオリンピックは、このような形式で行われました。

フィッシングではなく、アングリングというのが意外でした。

 

ルールも特になく、とにかく釣るだけでした。

ヘドンが登場したのが1902年なので、エサ釣りか毛針釣りだと思います。

 

釣っていた魚は、川釣りなのでトラウトだと思います。

数が出るのも頷けます。

 

それにしても、地元のフランス人が強いです。

釣ってる魚の桁が違います。

パリオリンピック1900年 魚釣り順位

1,M. Goethiers (Louveciennes)
2,Hyacinthe Lalanne (Amiens), 47 fish
3,Paris(パリの人)
4,Paris(パリの人)
5,Paris(パリの人)
ビックフィッシュ:エリールスウール選手(Élie Lesueur,Amiens)フランス人です。

ワールドチャンピオン:エリールスウール選手(Élie Lesueur,Amiens)

陸上競技以外の正式な表彰はありませんでした。

なので、順位も1位と2位、ビックフィッシュだけで他は曖昧です。

パリオリンピック1900年 まとめ

・運営や競技に問題の多すぎたオリンピック。
・釣りが競技となった唯一のオリンピック。

1900年夏のパリオリンピックは、釣りが競技となった唯一のオリンピックです。

もし釣り競技が現代に復活したら、何が対象魚となるのでしょうか。

 

やっぱり、日本なら管理釣り場のトラウトが有力でしょうか。

もし開催国がアメリカだったら、間違いなくバス釣りです。

 

バス釣りは、アメリカの国技ですから。

FLWとBASS、MLFの選手と一般人が一緒に戦うなんて、盛り上がること間違いなしです。

 

いやぁ~見てみたいです。

いつか実現して欲しいです。

 

ここまで、お読み頂きありがとうございます。

それでは、よいフィッシングライフを!

 

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