どうも!でら釣りのはくです。
今回は、魔法の水好適環境水についてご紹介いたします。
2006年に岡山理科大学によって海水魚と淡水魚を一緒に飼育できる魔法の水が開発されました。
その名も好適環境水です。
これにより、色んな場所で海水魚の養殖が出来るようになりました。
もし、富士山で養殖した富士山マダイなんであったら、夢のある縁起物です。
それでは、さっそくご紹介させていただきます。
好適環境水とは
海水の成分である60種類うち、魚が生きるのに直接影響する成分の特定に成功しました。
これにより、海水魚と淡水魚の共存が可能となりました。
好適環境水 開発者
海を知らない海水魚を養殖する。「農漁」が世界の食を変える。──山本俊政 @wired_jp https://t.co/KQiVVbrJRT
— はく@HAKU (@DeraHaku) March 5, 2020
岡山理科大学工学部バイオ 応用化学科准教授です。
研究生の実験を観察していた時、たまたま気付いたことが開発につながったそうです。
そもそも、何故、海水魚と淡水魚は一緒に住めないのでしょうか。
海水魚と淡水魚の違い
水の塩分濃度とは、水に含まれる塩分の量が多いか少ないかを示す数値です。
分かり易く言うと、水が塩辛いか塩辛くないかです。
海水魚は、塩分濃度が高い環境に住んでいます。
水が塩辛い場所です。
逆に、淡水魚は塩分濃度が低い環境に住んでいます。
水が塩辛くない場所です。
魚は、エラを使ってこの塩分濃度を調整しています。
海水魚のエラの働き
・エラから海水を大量に取り込んで、水を取り込み塩分だけを捨てます。
・尿は少なくなります。
・塩分を体外へ出す働きをナトリウムポンプと言います。
体内の塩分濃度を調整するため、水分を大量に取り込みます。
余分な塩分は全て出します。
分かり易く言うと、塩辛い水を取り込んで水だけを取り込んでいます。
淡水魚のエラの働き
・エラや食べ物から塩分を取り込む。
・尿として余分な水分を大量に出します。
海水魚とは逆で、水を取り込みません。
体内の塩分濃度を高くするための調整をしています。
分かり易くいうと、水を出して塩分を取り込んでいます。
例外的な魚
うなぎやサケなどは、この両方の機能を持っています。
だから、川や海のどちらでも生きていけます。
好適環境水 メリット
・どんな場所でも飼育が出来る。
デメリットもありますが、メリットがとても大きいです。
短期間で育つなら経費も抑えられ、値段も安くなります。
好適環境水 デメリット
技術的に難しいので、なかなか広まりません。
ですが、実現すれば世界的な養殖技術となります。
岡山理科大学は、これまでにも大きな成果を数多く残しています。
岡山理科大学の実績
URL:https://youtu.be/Eul9JqkHo5s?si=o4Qua-UROD7plAM2
・現在、海外での陸上養殖に着手。
いつか日本の山間部でも、獲れたて新鮮な海水魚が食べれるかもしれません。
富士山で獲れたての真鯛や海水魚の釣り堀なんかもできるかもしれません。
好適環境水 今後
山本俊政准教授は、いつか農家と養殖業をまとめることが目標だそうです。
好適環境水 展示
2014年、千葉県の銚子市にあるJR銚子駅で好適環境水の水槽が展示されました。
水槽の中には、アユやクサフグ、カクレクマノミ、金魚などが一緒に優雅に泳いでいました。
好適環境水 まとめ
・山頂で海水魚の養殖をするのも、そう遠くない未来です。
本当にいつか、農業と養殖業が一緒になったら面白いです。
新鮮な野菜で育った魚とか、食べてみたくなります。
富士山で新年のご来光を拝みながら真鯛釣りとか、もし出来たらめちゃくちゃ縁起物です。
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