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ヒイカの生態と習性、産卵 ヒイカは冬の風物詩

ヒイカ 釣り初心者

どうも!でら釣りのはくです。

今回はヒイカの生態と習性、産卵をご紹介します。

 

ヒイカは11月~2月まで岸から釣れる小さいイカです。

所謂、冬の風物詩です。

 

釣り人からすると、冬=ヒイカと言った感じです。

しかも、湾の奥の方まで入ってくるので、都心部からでも30分もいけば十分釣れるポイントがあります。

 

2000年頃から東京湾や大阪湾でも水質の改善により、ヒイカが湾の奥まで入ってくるようになりました。

身近でお手軽に釣れて、美味しいヒイカについてご紹介させていただきます。

ヒイカとは

ヒイカ

正式名称:ジンドウイカ(神頭烏賊)
学名:ロリオラス ジャポニカ(Loliolus japonica)
英名:Japanese squid, Dwarf squid.
ツツイカ目ヤリイカ科ジンドウイカ属

とても小さい10㎝ほどのイカです。

英名のジャパニーズスクイッドは、いまいちピンと来ませんでした。

 

しかし、ドワーフスクイッドには、なるほどと思いました。

ドワーフとは、映画ロードオブザリングや神話などに出てくる種族で、背が低く髭もじゃの人たちです。

 

胴体が太く、体が小さいヒイカにぴったりの名前です。

ヒイカ 和名

・ジンドウイカ(神頭烏賊)
・ヒイカ

この2種類が一般的です。

名古屋のスーパーだとヒイカで売られています。

ヒイカ 見分け方

正直、見分けるのは不可能です。

イカは、未だに分かっていないことが多い種族です。

 

大人気のヤリイカやアオリイカでさえ赤や白など、メバル(黒、白、赤)のように遺伝子的に分かれている事が最

になって分かりました。

これからも、どんどん分かっていくと思います。

 

それだけ、イカは見分けるのが難しいです。

一応ですが、ヒイカの近縁種をご紹介します。

 

どのイカも美味しく頂けるのでご安心ください。

ウイジンドウイカ

・紀伊半島より南にいる小型のイカです。
・吸盤の歯の数が3枚~6枚です。

吸盤の内側にある歯の数で見分ける事が出来るのですが、顕微鏡で見ないと分かりません。

釣り場で見分けることは難しいです。

ヒメジンドウイカ(姫神頭烏賊)

・中部地方~東シナ海まで生息しています。
・ジンドウイカ(ヒイカ)よりも小型のイカです。
・ジンドウイカ(ヒイカ)よりも体が赤色をしています。

ヒメジンドウイカが一番見分けるのが難しいです。

正直、分かりません。

 

ヒイカよりも小さいと言っても、ヒイカと同じ10㎝ほどの大きさになります。

小さいからヒメジンドウなのか、ただ小さいヒイカなのか。

 

ヒイカよりも赤いと言っても、ヒイカが墨を吐く時は赤くなります。

見た目は、ヒイカと変わりません。

 

これだ、という見分ける点がないです。

ベイカ

・瀬戸内海と有明海にのみ生息する小型のイカで特産品です。
・岡山県では観光名所として四つ手網で獲る初夏の風物詩になっています。
・ヒイカやヒメジンドウイカよりも細身になっています。

岡山県の特産品になっているイカです。

他のヒイカやヒメジンドウイカなどと比べると水揚げ量が少ないです。

 

ベイカの四ッ手網漁が観光名所として有名です。

小屋に入って行うので雨でも安心して楽しめます。

 

このベイカだけは、ヒイカと違い夏の風物詩です。

ヒイカ 水温

ヒイカ

・11月~2月の低水温。

冬の風物詩ですので、寒い時期になります。

夏に釣れるのはベイカやヤリイカの子供でヒイカとは別です。

ヒイカ 日本での生息範囲

・全国にいます。
・水深50m~1mの砂地。
・水が綺麗な場所。

一年中、市場に出ていて一年を通して獲れるイカです。

ヒイカを取る時は、底引き網で獲ります。

 

あと、ヒイカは弱いイカなので、汚い水の場所には住めません。

最近になって、東京湾の奥や大阪湾の奥にも入ってくるようになりました。

 

名古屋港には、昔から入ってきています。

ヒイカ 成長

ヒイカ2匹目

・産卵して1ヶ月で孵化します。

その時の大きさは、2mm前後です。

 

それが、一年かけて成長すると胴長12cm体重50gにもなります。

寿命は1年です。

ヒイカ 産卵

繁殖期:春から夏
産卵する水深:10mよりも浅い場所
産卵の回数:生涯に一度だけ
産卵の時期:4月~5月
卵の数:10個~50個前後

この時期のヒイカは、底にいます。

底がしっかり取れる重めのエギがおすすめです。

ヒイカ 産卵行動

・ヒイカの産卵は、水深が10mよりも浅い場所で行います。
・他のイカと同じで、メスに対してオスが精子の入ったカプセルを渡すと交尾は終了です。

 

その後、メスは砂地に卵を産み付けます。

卵の見た目は、イソギンチャクの塊のようです。

ヒイカ 子育て

・ヒイカは子育てをしません。

卵を産むとそのまま力尽きます。

ヒイカ 食性

夜釣りのヒイカ

・エビやカニなどの甲殻類。
・シラス類やトウゴロウイワシなどを食べます。

ヤリイカやアオリイカと大きな違いはありません。

ヒイカ自体が小さいので、エサのサイズも小さくなります。

ヒイカ 習性

・砂地を好む。
・昼は底や中層にいる。
・夜は表層まで浮いてくる。
・産卵期は底にいる。
・光に集まる。投光器や作業灯が有効です。
・光物(夜光カラーやスプーン)が好き。

ヤリイカと似ています。

あっちは水深100m以上になりますが、昼は底から中層で夜は10m~30mとか上の方まで来ます。

 

やっぱり、イカは光や光物が好きです。

投光器で水面を照らすとヒイカが集まってきます。

 

そして、ヒイカのエギに夜光カラーは欠かせません。

食いが段違いです。

ヒイカ 寿命

ヒイカ一匹目

・寿命は1年です。

春から夏頃に生まれて、海の深い所へ行き、また冬に産卵のために帰ってきます。

帰ってきたヒイカは、春から夏に産卵すると力尽きます。

ヒイカ オスとメスの区別の仕方

・ヒイカのオスとメスを見分けることは不可能です。

種族を見分けることよりも難しいです。

正直、分かりません。

 

アオリイカは、胴体の模様で分かります。

筋がオス、斑点がメスで非常に分かり易いのですが、ヒイカは分かりません。

ヒイカは汚い場所にいるけど食べても大丈夫なの?

・大丈夫です。

ヒイカは元々が、とても弱いイカです。

水質が改善されるまで、東京湾の奥や大阪湾の奥に入れなかったぐらい弱いイカです。

 

そして、水が汚く見えても実は、潮が通っている場所は見た目よりも遥かに綺麗な場所だということが多いです。

ヒイカが入って来ているということは、水質は綺麗だと言えます。

 

ヒイカの寿命は一年しかありません。

体内に汚染物質が入る心配はありませんし、汚い水の場所にヒイカは入って来れません。

 

これは、以前ご紹介したハゼと似ています。

なので、ヒイカは安全に問題なく食べることが出来ます。

ヒイカに寄生虫っているの?アニサキスとか大丈夫?

・いる可能性があります。

アニサキスとは、長さ2㎝~3cmで太さ1mmの白い糸のような見た目をしている寄生虫です。

青魚やイカに寄生します。

 

アニサキスは、生きたまま人間の胃腸に入ると壁に穴をあけて痛みを引き起こします。

これが急性胃腸アニサキス症です。

 

所謂、食中毒と言われます。

私は、ヒイカにアニサキスがいるのを見たことありませんが、イカなのでいる可能性が若干あります。

アニサキス対策

・目視チェックして除去。
・冷凍-20℃で24時間以上。
・加熱70℃以上、または60℃なら1分以上

この3つで、アニサキスを駆逐(駆虫)することができます。

生のまま食べなければ大丈夫です。

 

もし刺身や生で食べる場合は、細かく切れ目を入れればアニサキスも一緒に切って駆逐できます。

ヒイカの天敵は?

・サバやアジ、スズキやメバルといった中型~大型の魚です。

これらがいるとヒイカは群れたり、底の方で砂に隠れたりします。

ヒイカは夜行性なのか?

ヒイカ

・夜行性です。

目がとても良く、人間よりも多くの色彩を判別できます。

ただ、それを処理する脳がないので、人間よりも一部の色に特化した見え方になっています。

 

そして、イカ釣りは夜の方がよく釣れます。

ヒイカやアオリイカ、ヤリイカなど、どのイカも同じです。

ヒイカの生態と産卵 まとめ

・ヒイカは水の綺麗なところしか居ない。
・寿命は一年で春から夏に産卵します。
・似ているイカと見分ける事は不可能です。

ヒイカは、冬になると岸近くに現れます。

全国的に11月頃から釣れ始め2月まで楽しめます。

 

名古屋駅から車で30分のところにポイントがあり、子供連れの方でもエギやエサで釣れます。

イカは、手軽に釣って美味しくいただける冬の風物詩です。

 

是非一度、遊んでみてはいかがでしょうか。

身近で釣れる美味しいヒイカの魅力に夢中になるかもしれません。

 

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