どうも!でら釣りのはくです!
今回は魚の臭いの取り方10選!釣り人がおススメする方法をご紹介します。
釣りをしていると魚臭さからは逃げられません。
釣りをしていない主婦の方でも魚料理をすると臭いが気になると思います。
そもそも、なぜ魚は臭いのでしょうか。
臭いの原因から見ていきましょう。
魚が臭い原因
臭いの主成分はトリメチルアミン(TMA)という物質です。
これは、魚に含まれるうま味成分のひとつトリメチルアミンオキサイドが分解されて発生する臭い物質です。
実は、臭いの成分は魚のおいしい成分が原因だったんです。
トリメチルアミン(TMA)の性質
アルカリ性の物質です。
酸性の物質を合わせると中和されて臭いが消えます。
懐かしい中学校の理科の内容です。
具体的に魚の臭いの取り方をご紹介します。
魚の臭いの取り方10選
レモンやミカンの皮
クエン酸による殺菌効果
皮を潰すと出てくる汁に含まれるリモネンの消臭効果
この2つの効果で臭いを消します。
レモンの皮を潰して手で擦り合わせます。
その後、石鹸で手を綺麗に洗います。
これで、魚の臭いがなくなります。
お酢
レモンやミカンと同じクエン酸の殺菌効果です。
水で薄めて使います。
お酢の原液だけだと今度はお酢の臭いがきつくなります。
しっかりとお酢を洗い流した後に石鹸で手を洗って下さい。
鉄
銀イオンによる化学反応で臭いが消えます。
トイレやキッチンの蛇口がステンレスなので、そこに触るだけで臭いが多少マシになります。
臭いが完全に消えるわけではありません。
業務用の手洗いブラシ
飲食業やスーパーマーケットなどの手洗いで使われる小さいブラシを使います。
爪の隙間や手のひらの皺など細かい所まで汚れを落とします。
ブラシが結構きついので、肌の弱い方や怪我をしている場合はご注意ください。
コーヒー
脱臭効果と消臭効果があるので臭いも消えます。
ドリップした後の残りカスで十分です。
水とコーヒー豆だけで洗った後に石鹸で綺麗に洗い流して下さい。
お茶・紅茶
呑み終わった後の茶葉で洗います。
日本の昔ながらの掃除方法です。
コーヒー豆と同じで脱臭効果と消臭効果があります。
茶葉と水だけで手を洗い、最後に石鹸で綺麗に手を洗います。
余った茶葉はフライパンで炒るといい香りになります。
それを巾着に入れて香り袋にすると部屋などでも使えて便利です。
茶葉の香りには沈静効果があるので、リラックスできます。
アルコール消毒
医療用に使われているものをご使用してください。
石鹸で洗った後に手を乾かしてから、アルコール消毒スプレーをかけて手を擦り合わせます。
完全に乾くと臭いも綺麗になくなります。
歯磨き粉
研磨作用と消臭作用があり、臭いも消えます。
人間が使う前提なので肌の弱い人でも使えます。
ただ、釣り場で持ち歩くには不向きです。
家庭で使うなら問題ないと思います。
ここから下記の内容は、肌の弱い人は不向きになります。
重曹
研磨作用で汚れも臭いもすっきり落ちます。
肌の弱い人は荒れる可能性があるので、料理用重曹をおススメします。
自然由来なので安心してご使用いただけます。
手を湿らせてから重曹を取り、擦って洗います。
重曹を綺麗に洗い流した後、最後に石鹸で綺麗に重曹を落とします。
これで魚の臭いも重曹も綺麗に消えます。
セスキ炭酸ソーダ
重曹と同じ使い方が出来ます。
こちらも自然由来なので安心してご使用いただけます。
必ず水で薄めて使って下さい。
魚の料理における生臭さに関して少し疑問に思ったので調べてみました。
何故、魚料理で酒やみりんを使うのか
煮物や炒め物でも魚料理では、酒やみりんをよく使います。
酒やみりんには、魚の臭みを消すことが出来るのは知っていましたが、その理由までは知りませんでした。
そこで、科学的な理由を調べてみました。
まず、魚の臭いの主成分であるトリメチルアミン(TMA)は、加熱すると臭いが飛び散ります。
焼き魚が凄い匂いになるのは、このせいです。
一方、酒やみりんなどのアルコールは、沸騰させると他の臭いも一緒に消す効果があります。
これを『共沸効果』と言います。
魚料理では、この『共沸効果』を利用しています。
魚と一緒に酒やみりんに熱を加えて、煮たり炒めたりして沸騰させて臭いを消しています。
これが魚の臭さと酒のアルコール臭さが一緒に消える理由です。
魚の臭いの取り方10選まとめ
・お酢
・鉄
・業務用の手洗いブラシ
・コーヒー豆
・お茶・紅茶
・アルコール消毒
・歯磨き粉
・重曹
・セスキ炭酸ソーダ
これで魚の臭い対策はバッチリです。
私は釣り場でお茶を使って洗うことが多いです。
手軽に出来ますし、臭いも綺麗に消えるので助かっています。
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