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ゴアテックス・イーベント・ポーラテックネオシェルの違い

ゴアテックスとイーベントとポーラテックネオシェル 釣具・ウェア

どうも!でら釣りのはくです。

今回はゴアテックスとイーベント、ポーラテックネオシェルの違いをご紹介いたします。

 

この3つはレインウェアの素材としてよく耳にします。

凄いことは分かるのですが、具体的に何が違うのでしょうか。

・3つの違いはなにか。
・そもそも、どのような物なのか。
・どう選んだら良いのか。
・必要な防水性とは何mmなのか。

それぞれの違いから、具体的に必要な防水性まで全て載せています。

それでは、ザックリとご紹介させていただきます。

ゴアテックスとは

・GORE-TEX(3-layer,2-layer)

レインウェアの王者。

防水性と通気性を兼ね備えた元祖高性能レインウェア素材です。

 

ゴアテックスは、3層構造と2層構造の2種類があります。

ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を伸ばしてフィルム状にしたものとポリウレタンポリマーを合わせた物です。

 

分かり易く言うと、すっごく薄いフィルムです。

そのフィルムに、風は通す雨は通さない穴が開いています。

 

レインウェアといえば、ゴアテックスです。

人気度ナンバーワンの素材です。

イーベントとは

・eVent

ゴアテックスのライバルとして、よく話題になります。

ゴアテックスよりも通気性が良い点が売りです。

 

しかし、防水性や製品の種類ではまだまだな素材です。

通気性が良い分、雨も通り易いです。

ポーラテックネオシェルとは

・Polartec Neo Shell

タウンユースのレインウェアです。

アウトドア向けというより、ランニングウィンドブレーカーとして使われています。

 

ゴアテックスやイーベントよりも、生地の柔らかさや滑らかさに拘っています。

防水性試験方法とは

・ウェアの防水性能を調べる日本の国家標準試験です。
・※JIS規格『JIS L 1092 繊維製品の防水性試験方法』というやり方で検査しています。
試験方法
1.ウェアの生地の上に1㎝四方の柱を立てる。
2.柱の中に水を入れる。
3.水に圧力をかける。

どのメーカーも共通の試験となっています。

JISマークの付いている製品は、全てJIS試験をクリアしている安心の日本規格です。

 

試験の数値を見れば、他のメーカーとの比較も出来ます。

 

※JIS規格とは、正式には日本産業規格と言います。産業標準化法に基づいた日本の国家標準の一つです。JISマ

クが付いているのは信頼度が高い証拠です。

防水性試験方法 基準

・20,000㎜ 台風
・10,000㎜ バケツをひっくり返したような雨、大雨
・2,000mm ザーザー降り、どしゃ降り、中雨
・300mm パラパラ雨、小雨

防水性試験の基準は、このようになっています。

雨の降水量とは違うのでご注意ください。

 

雨の表現と近い物を当てはめています。

釣りは2,000mmの時点で避難することをおすすめします。

 

しかし、これとウェア選びの水圧はまた変わってきます。

どの動きでどのぐらい圧力が掛かるのか、が大事だからです。

 

次は、動きによる水圧についてです。

これを知らないとウェア選びに失敗します。

 

例えば、釣りをしていて、雨は大丈夫だけど膝や肘から浸水した。

なんてことが起きてしまいます。

 

そうならないためにも、動きによる水圧を知る必要があります。

動きによる水圧

・成人男性が濡れた場所に座る時の圧力 2,000mm~2,500mm
・成人男性が濡れた場所に膝をつく時の圧力 10,000mm~12,000mm

動きによる水圧を考えると、意外と圧力が掛かっていることが分かります。

釣りをする時座ったり膝を付いたり肘を曲げたりします。

 

これら全ての動きに圧力が掛かっています。

この水圧から考えると、釣りをするなら最低でも12,000mm以上の防水性能が必要です。

 

12,000mm以上の防水性なら、釣りをしている最中は大丈夫です。

どんなに激しく動いても濡れる心配はありません。

 

では、3つの生地どのぐらいの防水性を持っているのでしょうか。

ここで、ようやく3つの防水性についてです。

ゴアテックスとイーベント、ポーラテックネオシェルの防水性

1.ゴアテックス 28,000㎜以上
2.イーベント 30,000㎜まで
3.ポーラテックネオシェル 10,000㎜以上

上から、性能の高い順番になっています。

 

この3つを見て分かる通り、釣りならゴアテックスとイーベントがおすすめです。

ポーラテックネオシェルは、アウトドアよりもスポーツ向けです。

 

更に、着心地として通気性が大事になってきます。

蒸れないウェアだと快適に過ごせます。

 

通気性については、多くのメーカーが努力しているのでそこまで差はありません。

インナーや下着を工夫した方が効果が大きいです。

 

では、この3つをどのような使い分けをすれば良いのでしょうか。

ゴアテックスとイーベント、ポーラテックネオシェルの使い分け

・プロ向け、ガチ勢。
→ゴアテックス
・アウトドアを楽しみたい。
→イーベント
・レインウェアとウィンドブレーカーとして使いたい。
→ポーラテックネオシェル

このような使い分けになります。

ゴアテックスとイーベントは、2大レインウェア素材です。

どちらも十分な防水性を持っています。

 

ただし、ゴアテックスの方がプロ向けやガチ勢と言えます。

その理由は、種類が多く、色んなメーカーが採用しているからです。

 

プロやガチの方々は、あらゆる状況に対応しないといけません。

しかし、イーベントは歴史が浅く、使っているメーカーも少ないので選択肢も少ないです。

 

なので、ゴアテックスの方がおすすめできます。

ポーラテックネオシェルは、ランニングや軽めに使うならおすすめです。

ゴアテックスとイーベント、ポーラテックネオシェルの違い まとめ

・ゴアテックスとイーベントが2大レインウェア。
・ポーラテックネオシェルは気軽に使う人向け。

これだけの違いがあります。

レインウェアは、限定的なものです。

 

しかし、その選び方で快適さに大きな差が出ます。

今後、レインウェアがどのような進化をするのか、気になるところです。

 

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