どうも!でら釣りのはくです。
今回はコイの釣り方と釣れる時期をご紹介します。
コイは都市部の川でもよく見かける身近な魚です。
昔から、釣りや料理、観賞魚などで馴染み深いです。
歴史を遡ると平安時代から人々に親しまれてきました。
コイの定番の釣り方や釣れる時期、習性などもご紹介します。
実際に食パンで釣っている様子を動画で載せました。
かなり前に撮影したのに、載せるのを忘れていました。
コイの特徴
生物学的には、コイ目コイ科です。
日本全国の川~河口までいます。
よく川で見かけるのが、このマゴイです。
野生化しているものをノゴイと言ったりします。
ニシキゴイは、マゴイを品種改良したり、掛け合わせて作られました。
鯉の滝登りという言葉がありますが、あれは小さいコイが飛び跳ねることから言われ始めました。
小さいコイは1mほどの大ジャンプをします。
ニゴイという魚もいますが、名前と見た目が似ているだけで別の魚です。
コイの生態
長いと70年も生きます。
生まれてから2年目~3年目の30㎝以上の個体が、春~初夏に産卵します。
産卵は一年に2回~3回行われます。
コイの適水温は、24度~26度で12度を下回ると冬眠します。
そして、3度以上の急激な水温の変化に弱いです。
コイの年齢は、ウロコの年輪から推測できます。
最長命記録はギネス記録に登録されている日本のコイ『花子』の226年です。
コイの習性
ヒゲで味や匂いを確認して食べれるかどうか判断してから捕食します。
体が大きくなると天敵がいなくなるので『淡水の王様』とも言われます。
コイは、見た目に反して攻撃的でザリガニなどを追っかけてバリバリ食べます。
他にも、コイ科の特徴としてウェーバー器官を持っています。
これは、聴覚器と浮き袋を繋いでいて水中の音の振動を細かく感じ取ることが出来ます。
これのお陰で、コイは音に対してとても敏感に反応します。
コイを釣る場合は、静かにするのが大事です。
川辺から離れたり、ラインにセンサーを付けて車で待機したりします。
アウトドアチェアに座って缶コーヒーでも飲んでのんびりするのが、丁度良いです。
あと、この習性を利用して食パンを撒いた時の音で寄せるやり方もあります。
一匹が食パンを食べ始めるとその音に釣られて他のコイがどんどん寄ってきます。
コイの食性
コイは雑食性で何でも食べます。
水草やタニシ、食パンなどが大好物です。
ヒゲを使って食べれるかどうかを判別します。
口に歯はありませんが、喉に強力な歯があります。
これで貝などをバリバリ砕いて食べます。
間違って10円玉を食べてエラから出したそうですが、10円玉が曲がって、真ん中からくの字に曲がっていたそうです。
そして、コイの口は下向きになっています。
水底の中にいるミミズやエビなどを食べやすくなっています。
コイの種類
マゴイ、ニシキゴイは色が違うだけで同じ魚です。
コイ科の魚は多いですが、見分けが付きます。
ニゴイ
学名:ヘミバルバス バルバス(Hemibarbus barbus)
英名:ジャパニーズ ベアベル(Japanese barbel)、ベアベル スティード(Barbel steed)
ニゴイは、日本の名を背負っています。
マゴイはコモンカープなのに、ニゴイの名前が格好良すぎます。笑
体長は60㎝ほどになり、コイよりも細くてシュッとしています。
見た目は、一番マゴイに似ている魚です。
コイが釣れる時期
産卵期以外なら釣り易くなります。
産卵期は警戒心が強く滅多に口を使いません。
釣れないことはありませんが、他の季節の方が釣り易いです。
2匹でベアリング中のコイやハタキ中のコイは狙ってもなかなか釣れません。
元々、食べる食べないのオンオフが激しい魚です。
橋の上から水底でエサを探している個体を見つけて、川辺に移動したらもう食べない状態になっている。
こんなことが日常茶飯事です。
コイの生態や産卵について、もっと詳しい情報はこちら↓
コイが釣れるポイント 愛知県
・新川
・戸田川
・荒子川など
ほとんどの川にコイがいます。
水深が浅くて、流れが緩やかな場所が釣り易いです。
特に、戸田川はコイのパラダイスです。
たまに、1mのソウギョが来るので気を付けて下さい。
水の透明度が高ければ、魚がエサを食う瞬間が見えて楽しめます。
コイの釣れる確率も高くなるので、出来れば水の綺麗な場所をおすすめします。
コイの釣れるポイントの見つけ方
・流れが緩やかな場所。
・川や池についたら、よく観察する。
・コイがいれば回遊しているか一定の場所に溜まっている。
コイは、全国的にいる魚なのですぐに見つけることが出来ます。
釣りあげる時のことを考えると、なるべく広い場所がおすすめです。
コイの旬 美味しい時期
長野県佐久鯉が日本一美味しくて有名です。
一流ブランドになっています。
寒鯉(かんごい)といって脂がのって美味しくなります。
寒鯉は俳句の季語にもなっています。
それほど、昔から愛されている魚です。
コイの釣り方
・吸い込み ダンゴ
・ボイリー エサとワームがあります。
・ルアー釣り スプーンやミノーを使います。
・サイトフィッシング ワームやスモラバを使います。
コイは、色んな釣り方があります。
一番簡単なのは、パンプカです。
初めてコイを釣るならパンプカが釣り易いのでおすすめです。
食べる瞬間も全部見えます。
吸い込みは、大型のコイを釣るのに向いています。
ルアーで釣れるコイはやたら引きます。
サイトフィッシングは、ワームやスモラバでコイを狙い撃ちをします。
ボイリーは80㎝以上のコイを釣るなら、とても効率が良いです。
コイ釣りのロッド
・ルアーロッド
専用ロッドは、大鯉を狙う人やコイ釣りを専門にやるならおすすめします。
バス用のスピニングロッドでもコイは釣れます。
しかし、専用ロッドの方が遥かに楽です。
柔らかめのシーバスロッドだと80㎝の大鯉も余裕で釣れます。
実際に釣りあげました↓
コイ釣りのリール
・スピニングリール2500番~4000番
大鯉を狙うなら鯉用のリールがおすすめです。
ドラグ機能や太い糸が使えたり、ギアの強さなど、80㎝の巨鯉が掛かっても強引に巻き取れます。
バス用リールの場合、かなりキツイです。
下手したらラインが切られます。
コイ釣りのライン
・PEライン 2号~3号
ルアー釣りで、フロロカーボンライン1.25号(5lb)を使って60㎝のコイを釣ったことがあります。
釣りあげた後、ラインがヨレまくりでした。
コイをきちんと狙うなら、仕掛けの重さも考えたラインの強度が必要です。
特に、80㎝以上の大鯉を狙うならPEラインでしっかり狙った方が確実です。
コイ釣りの仕掛け
・ボイリー仕掛け ボイリーを使います。
・パンプカ 針を付けるだけです。
コイ釣りでは、吸い込みとボイリーの2つが有名です。
最近は、吸い込み釣り(ダンゴ釣り)が禁止になっています。
そこで、ボイリーが一般的になってきました。
元々、ボイリーはイギリスやヨーロッパで生まれた釣り方です。
ボイリーは、システム的で考え抜かれています。
本場、イギリスで磨き上げられた釣り方です。
パンプカは仕掛けというか、針を付けるだけです。
オモリなどはいりません。
大事なのは、パンです。
食パンかメロンパンがおすすめです。
おすすめの針の結び方↓
コイ釣りの針
・伊勢尼 パンプカ、吸い込み
それぞれの釣り方で使う針が変わります。
コイは口が柔らかいので、針の軸が細く、刺さり易さを重視した形になっています。
コイ釣りのエサ
・ボイリー
・食パンかメロンパン
ダンゴは、釣具屋さんに売っているコイ釣りダンゴ用のエサを混ぜ込んで作ります。
ボイリーは、コイの吸い込み用のエサです。
ボイリーには、エサではなくワームタイプも有ります。
撒き餌としてタニシを使う人もいます。
食パンかメロンパンは、パンプカで使います。
コイ釣りのルアー
・スプーン
・ワーム
・スモールラバージグ(以下スモラバ)
ミノーやスプーンのただ巻きで釣れます。
底で泥を巻き上げるようにアクションするのも有効です。
サイトフィッシングだとスモラバとワームが抜群に釣れます。
スモラバは、トレーラーとして2インチのワームを付けるのも大事です。
コイ釣りで釣果を伸ばすコツ
・水辺で騒がない。
・深追いしない。
・『数撃てば当たる』でどんどん狙う。
吸い込みやボイリー、パンプカは待ちの釣りです。
場所や撒き餌が大事になってきます。
サイトフィッシングの場合は、深追いせずに数撃てば当たります。
食わないコイをずっと狙うよりも、どんどん別のコイを狙っていった方が釣果が一気に伸びます。
コイの釣り方と釣れる時期 まとめ
・コイには色んな釣り方がある。
・好きなスタイルで釣りが楽しめる。
コイ釣りは、誰でも簡単に楽しめる釣り方からヨーロッパの本格的な釣り方まで幅広くあります。
それだけ、コイは日本だけでなく世界中で愛されている魚です。
コイ釣りは、釣り初心者の方やこれから釣りを始める方にもおすすめ出来ます。
パワフルなファイトと迫力あるスケールに圧倒されます。
たまの休みやちょっとした息抜きに、都市部でもお手軽に楽しめるコイ釣りはいかがでしょうか。
荒子川で釣りをしてきました。パンプカでゲストを釣りました↓
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