どうも!でら釣りのはくです。
今回はアニサキスの症状と治療、厚生労働省が推奨する予防方法についてご紹介いたします。
海釣りをしていると必ず出会うのがアニサキスです。
しかも、知識がないと危険な寄生虫でもあります。
しっかりとした知識と対策さえ知れば、大丈夫です。
それでは、ざっくりとご紹介させていただきます。
アニサキスとは
アニサキスは、長さ2㎝~3cm、太さ1mm程度の白くて細長い糸のような見た目です。
アニサキスは、サバやアジ、サンマやイカなど多くの魚類に寄生します。
寄生している魚が死ぬと、内臓から筋肉に移動することが分かっています。
サケやマスなどは、最初から筋肉にいることもあります。
アニサキス 食中毒
・特に、カツオやサバ、サワラなどが多いです。
2019年は400人以上がアニサキスにやられています。
アニサキス なぜ食中毒になるのか
・人間の胃や腸にアニサキスが入り、穴を開けて食中毒を引き起こす。
アニサキスが、引き起こす食中毒をアニサキス症と言います。
アニサキスが胃腸に穴を開ける際に、激痛が走り、嘔吐します。
アニサキス 症状
アニサキス症には2つあります。
胃と腸で分かれています。
急性胃アニサキス症
90%の人がこの症状です。
ご飯を食べてから2時間~10時間後に、お腹の激しい痛みや胃のむかつき、嘔吐があります。
もし夕飯にアニサキスを食べたら、夜中に痛みが出始めます。
急性腸アニサキス症
10%以下の人がかかりますが、滅多にありません。
こちらは少し長く、食後2時間~数日後に下腹部の痛み、腹膜炎の症状が出ます。
アニサキス アレルギー
アナフィラキシーショックは、ハチや毒性の魚に刺された時に死ぬ可能性のあるアレルギー反応です。
一回目は無症状でも、2回目以降にこの反応が出ると重症化します。
近年、サバアレルギーや青魚アレルギーは、アニサキスが原因ではないかと言われています。
アニサキス 痛みはいつまで続くのか
アニサキスは、人間の体内では生きられません。
アニサキスは、4日~5日で死にます。
アニサキス 治療
・内視鏡的摘出、胃カメラ。
・腸の場合、複雑な場所なら外科手術が必要です。多くの場合は絶食して点滴を打つ治療で治ります。
現在、アニサキスに対する治療薬はありません。
多くは、胃カメラでアニサキスを捕まえて取り除きます。
アナフィラキシーショックの場合、救急車などを呼ぶ必要があります。
アニサキスは、酢や塩漬け、醤油やワサビでは死にません。
きちんとした対策が必要です。
アニサキス 自分で出来る治療
アニサキスは、皿の上などで正露丸の水に付けると動かなくなります。
痛みは和らぎますが、何故効くのか分かっていません。
一時しのぎにはなりますが、医者へ行ってきちんとした治療を受けることをおすすめします。
アニサキス 予防方法
・内臓を生で食べない。
・目視で確認して、アニサキスを除去してください。
鮮度、加熱または冷凍、目視チェックの3つです。
厚生労働省が推奨する予防方法です。
厚生労働省がきちんと対策を出しています。
アニサキス 加熱
厚生労働省が推奨する予防方法です。
アニサキスは、加熱処理で死にます。
刺身などの生食が、一番危険です。
アニサキス 冷凍
厚生労働省が推奨する予防方法です。
アニサキスは、冷凍処理でも死にます。
もしどうしても刺身で食べたい場合は、冷凍してから食べることをおすすめします。
刺身を薄く切ることもアニサキス予防になります。
アニサキス 海外の対処法
・コーデックス CAC/RCP52-2003
中心部の加熱(60℃で1分)又は冷凍(-20℃で24時間)・米国 Fish and Fishery products Hazards and Control Guidance -4th Edition
生食用の魚は、-35 ℃以下で15時間以上又は -20℃以下で7日間以上等の冷凍・EU Regulation (EC) No 853/2004
生食用の魚介類は、-35℃で15時間以上又は-20℃で24時間以上の冷凍厚生労働省からの引用
厚生労働省がきちんと対策を出しています。
アニサキスの症状と治療法 まとめ
・対策や予防方法が分かっていれば安心できます。
アニサキスは、何度か見たことありますが直ぐに分かります。
もしヤバそうだと思ったら、焼いたりフライにすれば確実にアニサキスは死にます。
アニサキスは、簡単な予防方法で防ぐことが出来ます。
料理も正しい知識があると、安全に美味しく頂けます。
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