アメリカのバス釣り大会は、日本とは規模も質も賞金も何もかもが違います。
共通しているのは、ブラックバスという魚を釣ることだけ。
アメリカでバス釣りは国技、国の公認スポーツになっています。
そんなバス釣りで大会を主催するのが、BASS、FLW、MLFの3つの団体です。
それぞれ、ルールも特徴も違います。
これから、ざっくりと解説していきます。
アメリカのバストーナメントとは
日本とざっくり比較しながら見ていきましょう。
比較 | 日本 | アメリカ |
期間 | 1日~2日 | 3日~4日 |
人数 | 50名~100名 | 100名~150名 |
参加費 | 50万円 | $35,000(370万円) |
賞金 | 200万円 | $300,000(3000万円) |
賞金の他 | 船や車 | 船や車、CM、商品化、TV出演など |
すごい差があります。文字通り”桁”が違いますね。
日本は、優勝しても生活できません。
アメリカでは、優勝できなくてもいいところまでいけば、生活はできます。
しかも、アメリカの参加費にはホテルの宿泊費なども含まれています。手厚いサポートです。
アメリカのバストーナメント団体別の特徴
BASS、FLW、MLFの3つの団体が主催するトーナメントがあります。
BASS(Bass Master)は、最も歴史が古く、数々のレジェンドたちが競い合う大会です。
スポンサーの影響が少なく、競技として行われる側面が強いです。
なので、選手たちにピリピリとした雰囲気があります。
BASSエリートのクラシック戦で優勝すると世界一のバスプロになることができます。
日本人では、大森貴洋さんが唯一のクラシック優勝者です。
日本人初の快挙を成し遂げました!レジェンドの誕生です!
FLW(Fishing League Worldwide)は、2大大会のひとつとよく言われています。
ここは、メインスポンサーがウォルマート、レンジャーボートです。
BassProShops、コロンビア、農工具の重機メーカーなどもスポンサーにいます。
選手たちもBASSに比べて和気あいあいとしています。
元々、投資家が立ち上げた団体なので、利益率やお客さんへのサービス、試合を作る選手たちへのサポートなどもあらゆる面で充実しているイメージです。
会場の楽しさもこちらの方が伝わってきます。宣伝がうまいのでしょう。
選手というよりもFLWに対してファンが多いイメージです。
MLF(Major League Fishing)は、2019年に新体制に変わって再スタートしたバス釣りの団体です。
・試合会場の発表は直前に発表。
・プラクティス(練習期間)も当然なし。
・BASSとFLWは5匹の重量MLFは釣った魚の総重量です。何匹釣ってもOK!
・重量にノルマがある。
・全てのボートにカメラマンが乗る。
斬新な発想の大会ですね。
メインスポンサーはBassProShopsですが、ほかにも多くの釣り業界の会社がスポンサーをしています。
5lb(2㎏)の魚じゃなくて2lbをバンバン釣る作戦も出てきます。
もしかしたら、コバス釣りで100匹釣った人が優勝とかなりそうです(笑)
大森貴洋さん、深江真一さんも2019年からこちらに参加しています。
大森貴洋さんはMLF紹介動画にも出ていました。さすがです。
MLFは面白い企画とかも多いので今後が期待されます。
アメリカのバストーナメントの人気は
MLFとFLWの2強でしょう。
BASSは競技としてのイメージが強く、イベントというよりはTHE試合です。
MLFは、選手ひとりひとりに注目して企画をやっていたりするので、試合以外でも面白いです。
FLWもファンへのサービスが強い印象を受けます。
それぞれの大会の今後に期待が高まります!
FLWの様子がわかる記事はこちら↓