どうも!でら釣りのはくです。
今回はリールのゴリ感をご紹介致します。
リールのゴリ感という言葉を聞いたことがありますか。
私が釣具屋の店員をしていた時によく聞きました。
これは、中古リールを買い取る際の基準にもなっています。
それでは、まずゴリ感の解説からご紹介させていただきます。
リールのゴリ感とは
リールのゴリ感は、人間に例えると軽い怪我です。
これを放っておくと、いずれ大きな怪我に繋がります。
ギアの破損やすり減り、歯の欠損などです。
こうなったら致命的です。
その前になんとかしなければなりません。
その前兆がリールのゴリ感です。
リールのゴリ感 症状
・リール内部への砂やほこりの混入。
・グリスやオイルの異常。
・リールの構造上の欠陥。
リールのゴリ感の原因は、この4つです。
一番多いのは、ボールベアリングが潰れて出るゴリ感です。
ボールベアリングは、2個の輪っかでボールを挟んでいる形です。
このボールのお陰で、快適でスムーズな回転が生まれます。
このボールが歪むと、一気に回転性能が落ちて使い物になりません。
リール内部への砂やほこりなどの混入もよくあります。
これは、リールだけでなく他の道具にも言えることです。
グリスやオイルは、適量なら問題ありません。
しかし、多かったり少なかったりしたら問題です。
砂やほこりと一緒になった時なんか最悪です。
液状研磨剤と同じ状態になります。
リールを使うだけで、内部から傷つけてしまいます。
リールの構造上の欠陥は、昔よくありました。
今でも有名メーカーはよくあります。
そのメーカーの製品で、マグネットブレーキをマックスにすると磁力が効かなくなります。
これは、サイドプレートのパーツが悪さをしています。
5万円以上もする高級リールでもこういったことがあります。
シマノは、改善パーツや対策パーツを良く出しています。
前回のステラ14年式か18年式の時も、販売してから1ヶ月で対策パーツを出していました。
リールのゴリ感 原因
→力強くリールを握る。リールに強い負荷を掛ける。
・リール内部の砂やほこりの原因
→リールの密閉性です。クリアランスやOリングが緩くなっています。
・グリスやオイルの異常の原因
→メンテナンスです。きちんとした知識と道具を使う必要があります。
・リールの構造上の欠陥
→メーカーの責任。対処するにはリューターなど専用の道具が必要になります。
リールのゴリ感の原因は、80%がベアリングです。
10%が砂やほこりの混入、残りの10%がグリスとかリールの構造上の問題です。
全て早めの交換やメンテナンスが大事です。
そのまま使うと、リール全体へのダメージになります。
出来る限り早めの交換をおすすめします。
メンテナンスに必要なものはこちら↓
リールのゴリ感 対策
→交換する。またはローラベアリングに交換する。
・リール内部の砂やほこりの対策
→リールのメンテナンス。Oリングやパッキンを交換する。
・グリスやオイルの異常の対策
→リールグリスやオイルなど専用の物を適量に使う。
・リールの構造上の欠陥
→メーカーに報告する。対策パーツが出ることがあります。リールをカスタムする。
リールのゴリ感の対策は、交換とメンテナンスです。
これで、リールのゴリ感の90%は直ります。
あとの10%は直すのが難しいです。
リールの構造上の欠陥は、メーカーか自分でカスタム、カスタムショップに出すしかありません。
しかし、今は信頼できるカスタムショップがありません。
ですので、メーカー頼りか自分でやるしかありません。
リールのゴリ感 予防
・釣りへ行くたびに簡易メンテナンスする。
この2つで十分です。
『予防は、治療するよりも10分の1の費用と手間で済む。』
という有名な言葉の通り、常日頃からの手入れが大事です。
私はこれで、安物のリールを10年以上も使い続けています。
未だに故障知らずです。
実際に10年以上使い続けたリールの記事はこちら↓
リールのゴリ感 まとめ
・早めの対策が大事です。
リールのゴリ感は、リールが発する故障のサインでもあります。
それをしっかりと感じ取り、対処してあげることが大事です。
そうすれば、長く良い状態でリールを使うことが出来ます。
いざ、大物が掛かった時も安心してやり取りができます。
自分の記録と記憶に残る魚を釣る時、リールが助けとなってくれます。
道具を大事にする人は必ず釣りが上手くなります。
ここまで、お読み頂きありがとうございます。
それでは、よいフィッシングライフを!
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