どうも!でら釣りのはくです!
釣りを始めようと思った人の多くが、最初に手に取るのがスピニングリールです。
初めてでも扱いやすく、投げやすい、魚とのやり取りもしやすい。
良い所が多いリールです。
しかし、最初はどう扱えばいいのか、何が何だか分かりません。私もそうでした。
この針金なに?このつまみはなに?戸惑うばかりです。
そこで、今回はスピニングリールの基本的な使い方とパーツの名称をざっくりご紹介します。
基本の基という奴です。
スピニングリールのキャスティング(投げ方)やキック機能の正しい使い方などは、また別の記事でご紹介します。
今回は基本的な説明です。
さっそく、見てみましょう。
スピニングリールのメリット
・軽いルアーでも飛ばせる。
・扱いやすいので、すぐに慣れる。
・ラインの巻き取りスピードが速い。最近はベイトでも早いモデルが出てきました。
・サビキ釣りで大人気!
スピニングリールのデメリット
・正確なキャストが難しい。スピニングリールの構造上どうしてもベイトに劣る部分です。
スピニングリールの選び方
スピニングリールにも色々な大きさがあります。
どの大きさを選んだらいいのか、最初はわかりません。
じゃあ、どうすればいいのか。
釣具屋の店員さんに素直に聞くのが一番です。
私は昔、釣具屋の店員をしておりましたので、初めて釣りをする方にも対応しておりました。
でも、ある程度自分で決めたいという方もいます。
そんな時に一番いい方法は条件を決めることです。
・自分の釣りたい魚がなんなのか。
・どこで釣りをするのか。
・エサやルアーなど、どんな釣りの種類で釣るのか。
この3つである程度は決まってきます。
スピニングリールでサビキ釣りをする場合
例えば、お客さんが聞いてきます。
・アジが釣りたい。
・近所の堤防で釣りたい。
・サビキ釣りが良いと聞いた。
この場合、スピニングリールの2500番がおススメになります。
完結に言うと、いきなり来る大物にも対応できるからです。
情報をまとめて、もう少し具体的に出してみます。
リールはシマノかダイワの2500番
糸はナイロンラインの3号(12lb)
ロッドは4m~5mの磯竿(サビキ釣り用)が大人ならどなたでも扱いやすい長さです。
お子様なら3m前後がおススメです。短すぎると釣りがし辛くなります。
ロッドの種類は、磯竿(サビキ釣り用)があるならサビキ釣り用。
サビキ釣り用がないならちょい投げ、または柔らかめの磯竿でも構いません。対して差はありません。
振り出しタイプの磯竿(サビキ釣り用)がコンパクトに収納できておススメです。
エサは、チューブタイプのオキアミ、アミ姫などが手が汚れなくて使い心地も最高です。
仕掛けは、初めてでも扱いやすい5本針のサビキ仕掛け。
慣れたら7本針や10本針に挑戦してみるのもいいですね。
メーカーはオーナー、がまかつ、はやぶさが有名です。
エサを入れるかごは、仕掛けの下につける下かごタイプがライントラブルも少なくて扱いやすいです。
私はいつも使っています。
これでサビキ釣り釣りの道具は十分です。
金額的にも1万円で納める事が出来ます。
セット販売もあるので、面倒な方はセットで行きましょう。
スピニングリールはどっちの手で巻くの?
スピニングリールは構造的に力の弱いリールです。
ベイトリールのようにウィンチ(重いものを吊り上げる機械)と同じ構造ではありません。
ですので、スピニングリールは利き手とは逆の手で巻きます。
実際の役割としては
・リールは寄せた分の糸を巻き取る。
これの繰り返しで魚を釣ることになります。
これをポンピングと言います。
ただ、魚の大きさに合わせてゴリ巻き用に利き手で巻いたりもします。
釣り大会などの特殊な場合の使い方です。
スピニングリールのパーツ名称
専門用語もあるので覚えなくてもいいです。
たまに釣り人との会話で出てくるので、頭の片隅にでも置いておいてください。
ハンドル
ここを回転させて糸を巻き取ります。
ハンドルは2種類あります。
シングルハンドル(画像左)…ハンドルノブが1つだけのタイプのこと。
ダブルハンドル(画像右)…ハンドルノブが2つになります。
ハンドルノブ
ハンドルの先の握る部分のことです。
ここを握ってハンドルを回し糸を巻き取ります。
I字(あいじ)タイプやT字(ティージ)タイプ、丸型があります。
使っていると剥げてきたり、欠けたりします。
あと、使い難いと思ったら交換した方がいいです。
ずっと触る部分なので、とても大事になります。
カスタムパーツが豊富で皆さんよく交換しています。
パーツは1500円ほどで売っています。
一回買ってしまえば、新しいリールを買ってもある程度使いまわせますから。
私も買いました。
ベール
針金の部分です。
ここを返すと糸が出るようになります。戻すと糸が巻き取れるようになります。
写真はベールを戻した状態です。
ベールの根本にはバネがあります。
ベールを返したり戻したりするときに”カチン”と勢いよく動いて半固定してくれるのもバネのおかげです。
このバネは何年も使っていたり、大きい魚とやりとりしてドラグを酷使すると折れてリールが使えなくなります。
でも、大丈夫です。
釣具屋さんで300円ほどで交換してくれます。
多くの人が2年~3年でリールを新しくするので、バネが折れる経験がない方もいます。
突然、折れてビックリするかと思いますが、ご安心ください。すぐに直ります。
スプール
糸を巻く部分です。
ハンドルを回すとスプールが上下に動いて糸を均一に巻き取ってくれます。
スプールの上についているつまみ(ドラグ)を緩めると交換が可能です。
スプールの端にある切り立った部分をエッジと言います。
上の方をフロントエッジまたはリムと言います。
ここを人差し指で抑えて糸の出方を調整します。
釣り場でライン交換が面倒だと思った時は予備スプールも有りです。
メーカーから予備スプールが販売されています。
カスタムメーカーのスプールもありますので、お好きな方をお選びください。
ハンドルと一緒に交換すると一体感が増しリールがより一層際立ちます。
ドラグ
ここがスピニングリールの釣りをする上で一番重要な部分です。
スプール(糸を巻く部分)の上についているつまみ部分のことです。
ここを捻ることでドラグの調整ができます。
ドラグは、糸が強く引っ張られるとジィ~という音と共に糸が滑り出して切れるのを防いでくれます。
これを『ドラグが出る』と言います。
このドラグ設定で魚とのやり取りが楽になったり大変になったりするので、かなり重要です。
釣りをする前に、緩くないか、締めすぎてないか、必ずチェックしておきましょう。
ドラグの設定
実際に釣り場や自宅でできるドラグの設定をご紹介します。
1.ロッドにリールをセットします。
2.ロッドに糸を通してあとは釣り針とエサ、またはルアーを付けるだけの状態にします。
3.この状態で柱に結び付けたり、友人に糸を持ってもらいながらドラグ調整をしていきます。
大事なことは2つ
・糸が切れない程度にする。
・ロッドが折れない程度にする。
これさえ守れば問題ありません。
慣れてきたら、糸を第一ガイドだけに通して測りに結びます。
測りを見ながらkgやlbで自分のリールとロッド、ラインに合わせて調整していきます。
ドラグは緩んだ状態から徐々に締めていって調整します。
絶対に緩めながら調整してはいけません。
緩めながら調整すると使っていくうちにドンドン緩くなっていきます。
ギターのチューニングと一緒です。
最初のうちは糸を思いっきり引っ張ってドラグがジィ~っと、出るぐらいで十分です。
慣れてきたら色々弄っていくと自分なりの設定ができあがります。
スピニングリールがベイトリールよりも遥かに優れている部分です。
スイッチレバー
リールが逆回転するようになるスイッチレバー。
ドラグでは対処しきれない場合に使います。
滅多に使いませんが、一応各メーカーが付けています。
シマノの最新型にはついていません。ドラグ性能に自信がある証拠ですね。
ドラグの大事さをプロが教えてくれた
この記事を書いていてふと思い出したことがあります。
昔、村上晴彦さんがダイワのリールはドラグ性能が低いということで、ドラグを使わずにスイッチレバーを切り替えてリールを逆回転させながら、魚とのやり取りしていました。
逆回転するリールを手で抑えながらやり取りしていたのを見たときは、まさに衝撃でした。
すぐに私も真似をしましたが、手が痛くてやめました。
とても、一日中できるものではありません。
私がそれを見たのは数回だけです。
村上晴彦さんもやらなくなったので、ダイワリールのドラグ性能がかなり良くなっているということでしょうか。
プロの魚を獲るという執念には、本当に頭の下がる思いです。
スピニングリールの基本の使い方まとめ
スピニングリールはドラグが大事です!
ドラグさえ使いこなせればかなり釣りが楽になりますし、釣れる魚も増えます。
いきなり、デカい魚がきてもドラグさえちゃんと出来ていれば余裕です。
スピニングリールの使い方はまだまだ紹介し足りませんが、基本的な部分はこのぐらいです。
キャスティングやキック機能、もっと具体的なドラグ設定などはまた別の記事でご紹介します。
この記事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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