どうも!でら釣りのはくです。
今回は安いリールでも10年以上使うコツとメンテナンス術をご紹介致します。
・安いリールは壊れやすいけど、本当に10年も使えるのか。
・簡単なリールのメンテナンスが知りたい。
これら全てを解決します。
実際に、私が安いリールを10年以上使った方法をご紹介させていただきます。
私が10年以上使ったリールのレビューはこちら↓
スピニングリールの使い方で気を付けること
画像の赤い丸部分がスプールエッジです。
・ベールアームを傷付けない。針金の部分です。
・ラインローラーを傷付けない。針金の根元の部分です。
スピニングリールの使い方で気を付けることは、この3つです。
どれもラインに直接触れる繊細な部分です。
これらに傷が入るとラインにも傷が入ります。
しかし、傷つきやすい部分でもあります。
では、実際の釣り場でどのように気を付けるのでしょうか。
釣り場で気を付けること
画像では、スプールやベールアームを地面に付けないように調整しています。
・もしロッドを置くならロッドスタンドやボックス、カバンの上に置きます。
・雨の日に使ったら、いつもよりしっかりメンテナンスする。オイルやグリスが流れ出やすい。
・海や汚い水域で使う時は細目にスプールに水道水などを掛けて海水や汚れを落とす。汚れたままにしない。
・リールを水没させない。水中の細かいゴミや砂が内部へ入ってしまいます。
・ラインに着いたゴミはしっかりと落とす。リールに巻き込まない。
どれも道具を大事にするために注意することです。
基本的なことではありますが、ついつい釣りに夢中でやってしまいがちです。
私も撮影のためにロッドを地面に置くことが多いです。
リールを地面に置いても傷付かない道具があります。
それが、リールスタンドです。
しかし、安いリールのモデルは出ていません。
ああ、安いリールの宿命であるカスタムパーツの少なさがここで響いてきます。
リールスタンドは写真のリールに付いている青い棒みたいなの奴です。
リールハンドルの反対側に付けて地面に置いた時の傷を防止します。
リールのメンテナンス どれぐらいやるのか
アブガルシア4601の完全分解画像が私のミクシーにあったので拾ってきました。
ミクシーを閉鎖してこっちで画像を使います。
・釣りの度に水道水で隅々まで洗って簡易メンテナンスをする。
オーバーホールは、一年に一回で十分です。
もし、年間釣行日数が100日を超える場合やリールが汚れやすい場合は、一年に2回やります。
そして、釣りから帰ってきたら、必ず簡易メンテナンスをします。
簡易メンテナンスは、毎回やります。
少し面倒臭く感じますが、これをやるだけで10年持つなら、やった方が断然お得です。
やり方は簡単です。
※オーバーホールとは、リールを完全に分解してバラバラにします。その後、洗浄、パーツのチェック、パーツ交換、グリス、オイルなどの注油をして組み立てることです。略してオバホと言います。
リールの簡易メンテナンス
2.新聞紙に挟んだり、風通りが良い直射日光の当たらない場所で乾かす。食器乾燥機を一番弱くして使うのも有です。一晩乾かした後にグリスやオイルを注油します。
3.簡易メンテナンス完了です。
釣りから帰ってきたら、いつもやることのひとつです。
もはや、習慣になっています。
まず、ロッド、リール、ルアーボックスを洗います。
次に、長靴やクーラーボックスなどの装備を家の外で洗います。
もし洗えるなら、レインジャケットやフローティングベストも洗います。
一晩しっかりと乾かして、リールは注油、レインジャケットはスプレーします。
綺麗に仕舞えば終わりです。
釣りから帰ってきて面倒ですが、これをやるだけで全ての物が長持ちします。
更に、綺麗で新品のような状態でずっと使えます。
一年に一回オーバーホールをすれば、性能も新品のままで快適に使えます。
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ダイワのリールガード スプレーオイル&グリスセットはこちら。
リールのメンテナンスをする時に気を付けること
・絶対に水で洗う。
・お湯はダメです。
・温かいお湯で洗うとグリスやオイルが溶けて流れ出るので注意。
・リールを水没させない。水圧の関係でグリスやオイルが流れ出やすくなります。水が内部へ入ります。数秒程度なら問題ありません。
リールのメンテナンスで気を付けるのは、この5点です。
ドラグを締めて水道水で洗います。
特にお湯がダメです。
40度を超えるお湯だと、グリスやオイルまでも流れ出てしまいます。
もし内部にまで入ったら完全分解しなければいけません。
冬でも我慢して、水でささっと素早く済ませます。
園芸などで使う散水シャワーノズルがあると便利です。
強めの水で一気に綺麗にします。
リールは水没させても大丈夫ですが、綺麗な水道水でやります。
海などでは絶対にやってはいけません。
海でやると砂やゴミが入ってしまいます。
ただ、水没させるのも3秒程度です。
水の中で、リールをガチャガチャと動かして海で付いた塩やゴミを取りします。
あまりにも長く水没させると、内部に水が入りグリスやオイルが流れ出てしまいます。
リールのメンテナンスに必要な道具
・ステンレスバットやガーゼがあると便利です。
・爪楊枝と綿棒もあるとメンテナンスがやり易くなります。
・拘る人はホワイトガソリン、燃料用アルコールなどがあると徹底的にメンテナンスが出来ます。
完全分解をする際、ドライバーセットなどの型が揃っている方が便利です。
一個一個用意するよりも安く済みます。
あと、パーツを組み立て順に並べる時は、薄いガーゼがあると分かり易くてメンテナンスがやり易いです。
更に、パーツの洗浄でホワイトガソリンや燃料用アルコールがあると、脱脂してから注油ができます。
ほぼメーカーと同じようなオーバーホールが出来ます。
ステンレスバットやガーゼ、爪楊枝と綿棒は、100円均一で売っているものがおすすめです。
ステンレスバットは、100円均一の物でも長く使えます。
ガーゼは使い捨てても良いですし、洗えばまた使えます。
爪楊枝は、指の入らないギアの隙間に使います。
綿棒は、グリスやオイルを適量塗るのに役に立ちます。
リールのメンテナンスで使ったステンレスバットは、料理に使うのはやめた方が良いです。
リールの保管方法
・気温の変化がない場所に仕舞う。
・高温多湿を避ける。
・ハンドルを緩める。
・ドラグを緩める。
・出来ればリールカバーをする。
・リール同士がぶつからないようにする。
・出来れば湿気除け、シリカゲルがあると良いです。
気温の差が激しい場所や湿度の高い場所だと、オイルやグリスが流れ出る可能性があります。
車の中に入れっぱなしだと、最悪の場合リールが変形します。
昔、友人が真夏の車に釣り具を積みっぱなしにしていました。
リールからオイルとグリスの混ざった汚い液体が流れ出て、車までも汚していました。
それ以降、リールから聴いたこともない変な音がしています。
絶対に高温多湿な場所は避けて下さい。
ハンドルとドラグを緩めるのも大事です。
最近は、製造技術の向上で緩めなくても良いと言われています。
しかし、100%性能が変わらない訳ではありません。
アメリカのバスプロたちは、釣りをしない時は必ずドラグを緩めています。
私は、釣りで移動の度にドラグを緩めています。
釣りを始める前に締め直します。
保管するときは、出来ればリールカバーをしてあげてください。
ひとつひとつを分けて保管しているならリールカバーは必要ありません。
もし、リールを一緒にまとめて保管している場合はリールカバー必要です。
リール同士が、ぶつかって傷付かないようにします。
折角、地面にも置かず丁寧に使ったのに、保管中に傷付いたらガッカリですよね。
そうならないためにも、きちんと保護する必要があります。
もしリールが壊れた時の対処法
・カスタムパーツに交換する。
・純正品が使い辛かったら別のリールを買うのではなくカスタムするのも有りです。
もしリールが故障したら、カスタムパーツを使ってリールをドレスアップしてみるのも面白いです。
私もやっています。
ハンドルノブは、よく壊れやすいパーツです。
一番力が入る部分なので、大物を釣ると変形することがあります。
画像のストラディック4000のハンドルノブは、純正品があまりにも使い辛い形でした。
なので、1回釣りで使ってから直ぐに交換しました。
安いパーツですが、出来が凄く良いです。
使い心地もかなり良くて大満足です。
見た目が少し派手になりましたが、全体のデザインとして上手くまとまめることが出来ました。
安いリールでも10年以上使うコツ まとめ
・常日頃からの管理がとても大事です。
このような管理をすれば、安いリールも10年以上使えます。
しかし、10年も使ったのでそろそろ引退させます。
長く使って愛着がわいたので、大事に保管したいと思います。
そして、次のリールを探します。
ここまで、お読み頂きありがとうございます。
それでは、よいフィッシングライフを!
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